強みがわからない60代へ|“昔の武器”を今の武器に作り直す方法

強みがわからない60代へ|“昔の武器”を今の武器に作り直す方法

 

今記事は、強みがわからない60代へ。

特別な資格やスキルがなくても大丈夫です。

強みは「再現できる貢献」。

よく相談されること、静かにトラブルを防いだ経験などから掘り出します。

仕事と趣味に効く3つの質問ワーク付きで、今日から10分で言語化できます。

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「このままでいいのか」が口ぐせの60代へ|10分で始める自己分析

 

「強みがわからない…」は、実は“見え方”の問題かもしれない

60代になると、「自分の強みって何だろう」と急に言葉に詰まることがあります。

若い頃は、数字や役職、スピードで分かりやすく評価されていたのに、今はそういう物差しだけでは測れない。

すると「自分は特別なものがない」と感じやすくなるんですよね。

でも、ここで先に言い切ります。

強みがないんじゃなくて、強みの形が変わっただけです。

私ゴン太教授の趣味の自転車で例えるなら、若い頃は重いギアを踏めたかもしれない。

でも今は、同じ脚でも“回し方”を変えれば速く走れる。

強みも同じで、60代は「勢い」より「編集力」で勝てます。

 

強みの正体は「すごい技」ではなく“再現できる貢献”

強みって、派手な資格や特殊スキルだけじゃありません。

むしろ強みの本体はこれです。

  • 何度やっても再現できる
  • 周りが助かる
  • 自分の負担が過度に重くない

つまり、強み=「再現できる貢献」。

たとえば仕事だと、数字を作る人も強いですが、「トラブルが起きないように先回りする」「相手の不安を消して前に進める」人も、ものすごく価値があります。

しかもこういう貢献は、うまくいけばいくほど目立たない。

だから本人が見落としやすいんです。

 

60代の強みは“経験の編集”で見つかる

若い頃は「速い」「新しい」「勢い」が武器になりやすい。

でも60代の武器は、経験を材料にした“編集力”です。

編集力とは、新しいスキルを足すより、これまで積み上げた経験を「使える形」に整えること。

たとえば同じ出来事でも、要点を抜き出して言葉にしたり、順番を入れ替えて伝わりやすくしたり、余計な手間を省いて再現できる形にしたり。

こうした“編集”ができるのは、経験の引き出しが多い世代だからこそです。

派手な成果よりも、安定して前に進める力、続く仕組みを作る力が価値になる。

まずは過去の出来事を「何をどう整えたか」で振り返ってみましょう。

そこに、あなたの強みの芯があります。

 

よく相談されること=あなたの強み候補

人は、頼れる相手に相談します。
よく来る相談があるなら、それは強みの入口です。

  • 段取りの相談が多い → 仕組み化・計画力
  • 人間関係の相談が多い → 調整力・言葉選び
  • クレーム対応が回る → 冷静さ・着地点設計

 

トラブルを「起きる前に止めた」経験は強い

派手じゃないけど、価値が高いのは、こういう“見えにくい仕事”です。

たとえば、揉めそうな空気を感じた時点で関係者に先に声をかけておく。

相手の言い分を丁寧に整理して、感情が爆発する前に落としどころを用意する。

会議の場で余計な一言が出そうなら、話題の順番を変えて波風を立てないようにする。

取引先の地雷を踏ませないように、事前に注意点を共有しておく。

こうした動きは、成果として数字に出にくいし、うまくいけば「何も起きていない」ように見えます。

でも実際は、問題が起きた後に火消しをするより、ずっと高度で、ずっと価値が高い。

組織が安定して回るのは、こういう“土台の仕事”を担う人がいるからなんです。

 

趣味(運動)にも強みは出る

強みは仕事の場面だけに出るものじゃなく、趣味にもはっきり表れます。

僕も運動を続ける中で、気合いで追い込んで燃え尽きるより、「続く形」に整えたほうが結局は伸びると実感しました。

たとえば、予定が立て込む週は最初から短時間メニューに落として“ゼロにしない”設計にする。

膝に違和感がある日はランを無理せず、バイクやスイム、ストレッチに切り替えて負担を分散する。

疲れが溜まる前に回復日を入れて、翌週に持ち越さない。

こういう判断は派手ではありませんが、長く積み上げるには不可欠です。

「自分の状態を見て、やり方を調整できる」「続く仕組みを作れる」——これも立派な強みで、仕事にもそのまま応用が効きます。

 

60代の“昔の武器”を今の武器に作り直す方法

60代の“昔の武器”は、そのまま握りしめると重く感じることがあります。

体力や役割、求められる動きが変わるからです。

だから必要なのは、過去を捨てることではなく、武器を“軽く、当たる形”に作り直すこと。

経験を棚卸しして、得意な動き・人に喜ばれた行動・うまくいった段取りを「今の環境で再現できる形」に変換します。

加点ポイントは、速さや量ではなく、安定して回る仕組み、相手の不安を減らす一手、無理なく続ける工夫。

こうして整理すると、強みは肩書きではなく“使い方”として残り、仕事にも趣味にも効く武器になります。

 

今日から10分:強みを掘り出す“3つの質問ワーク”

スマホのメモでOKです。

考えすぎず、書ける範囲で。

質問1:最近「助かった」と言われたことは?

小さくていいです。

例)「段取りしてくれて助かった」「言い方が上手い」「落ち着いてて助かる」

→ ここに、周りが感じている強みが出ます。

質問2:自分では普通にやってるのに、周りができないことは?

ここが一番“強みっぽく見えない強み”です。

例)「事前にリスクを想像できる」「話を短くまとめる」「相手の立場で考える」

→ 自分にとって普通=強みの可能性が高い。

質問3:過去5年で「一番しんどかったけど、乗り越えた場面」は?

しんどさの中に、あなたの武器が入っています。

例)「揉めた案件を静かにまとめた」「体調を崩したが立て直した」

→ 乗り越え方(行動)を“動詞”で書くのがコツで「聞いた」「整えた」「断った」「仕組みにした」など。

 

強みを一行にするテンプレ(これで使える形になる)

強みは“見つける”より、“使える言葉にする”のが大事です。

テンプレ:
「私は(行動)によって、(相手のメリット)を安定して作れる」

例:

  • 「私は段取りを整えることで、周りが安心して動ける状態を作れる」
  • 「私は空気を調整することで、話を前に進められる」
  • 「私は続く形に落とすことで、習慣を積み上げられる」

この一行があると、仕事でも趣味でも「次の一手」が決めやすくなります。

 

まとめ:強みは“昔の武器”を今の武器に翻訳したもの

  • 強みは特別なスキルではなく、再現できる貢献
  • 60代は「勢い」より「編集力」で勝てる
  • 相談されること/芽を摘んだ経験/趣味の工夫に強みが出る
  • 3つの質問→一行化で、今日から使える強みになる

強みは、資格や派手な実績のことだけではありません。

むしろ本質は、同じ場面で何度でも再現できて、周りの役に立ち、結果として前に進められる「貢献の型」です。

60代になると、若い頃のように勢いと量で押し切るより、経験を整理して必要なものだけを残す“編集力”が武器になります。

相手の状況を読んで提案を削る、先回りして段取りを整える、揉めそうな芽を摘んで場を落ち着かせる——こうした動きは目立ちにくいですが、信頼と成果に直結します。

さらに強みは仕事だけでなく、趣味にも表れます。

体調や予定に合わせてメニューを調整し、ゼロにせず積み上げる工夫ができる人は、仕事でも無理なく回る仕組みを作れます。

今日やることはシンプルで、①助かったと言われたこと、②自分には普通だが他人には難しいこと、③しんどかった場面をどう越えたか、の3つをメモし、最後に一行で言語化するだけ。

これで、強みは「自分の中の感覚」から「今日から使える武器」に変わります。

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サイクリストゴン太教授居場所プランナー
こんにちは!30年間様々なマーケティング手法を取入れ営業に携わってきた、福島県出身のゴン太です。日々、スポーツで汗をかくことで心身ともにリフレッシュするのが好きです。特に、重量級なが らも情熱を持ってサイクリングを楽しん でいます。仲間たちとのランチライド は、私の週末のハイライト! お酒を楽しむことも、私の大切なリラックスタイム。旅行へ出かけることで新たな土地の文化や美味しいものを探求するのも、私の生きがいの一つです。 ここでは、サイクリングの冒険、旅行記、日々の発見や思いをシェアしていきたいと思っています。同じ趣味を持つ方、興味を持ってくださった方へ役立って、繋がれたら嬉しいです!