健康志向の高まりとともに、パーソナルトレーニングジムへ通う人が増えています。
マンツーマンで指導を受けられる安心感や、短期間で成果を出したいという思いから、20代だけでなく40代、50代、さらに60代の利用者も珍しくありません。
私自身、トライアスロンや筋トレを続ける中で、「自己流では限界がある」と感じる瞬間が何度もあり、パーソナルトレーニングの魅力はよく理解できます。
しかし一方で、最近は「トレーニング中に怪我をした」「無理な指導で腰を痛めた」といった声も目立つようになりました。
Yahoo!ニュースで取り上げられた記事でも、過度な負荷や指導ミスによる怪我問題が話題になっています。
トレーニングは本来、健康になるためのもの。それなのに、身体を壊してしまっては本末転倒です。
特に気になるのが、「なぜ怪我が起きるのか」という理由と、「もし怪我した場合、保険はどうなるのか」という現実的な問題です。
この記事では、パーソナルトレーニングに潜むリスクと、その背景にある理由、さらに知っておくべき保険の考え方まで、実体験も交えながら深掘りしていきます。
Contents
パーソナルトレーニングで怪我が増えている理由
最近は「最短で痩せる」「短期間で身体を変える」といった強い言葉が増え、利用者側も結果を急ぎやすくなっています。
その空気の中で、自分の体力や年齢に合わないメニューへ無理に挑戦してしまうケースも少なくありません。
特に40代以降は、筋力より先に関節や腱へ負担が出ることがあり、昔と同じ感覚で動くと怪我につながりやすくなります。
私ゴンタ教授として感じるのは、“頑張ること”ばかりが評価される今の風潮です。
本来、運動は続けることが大切なはず。
汗の量ではなく、翌日も元気に動けるかを基準にしてほしいと強く感じます。
「短期間で結果」を求めすぎる空気
パーソナルトレーニング市場では、「2ヶ月で激変」「短期間で理想の身体へ」という広告をよく見かけます。
もちろん努力によって身体は変わります。
しかし、人間の筋肉や関節には適応速度があります。
特に40代以降になると、若い頃のようには回復しません。
筋肉は鍛えられても、腱や関節は時間差で悲鳴を上げることがあります。
ところが、利用者側も「早く結果を出したい」、トレーナー側も「成果を見せたい」という心理が重なると、無理な高負荷トレーニングになりやすいのです。
Yahoo!ニュースで取り上げられた事例でも、過度なスクワットやフォーム不良が怪我につながったケースが紹介されていました。
実際、肩の腱板損傷や腰椎へのダメージなど、高負荷トレーニングによる障害例は少なくありません。
私自身も、年齢を重ねて感じるのは、「頑張る」と「無理をする」は違うということです。
特に運動経験の少ない人ほど、「追い込まれるほど効いている」と勘違いしやすい。
ここに怪我の落とし穴があります。
「痩せたい」が「痛い」に変わる瞬間もある
「健康のために始めたはずなのに、気づけば腰や膝を痛めていた」そんな声を最近よく耳にします。
特にパーソナルトレーニングは、“頑張るほど成果が出る”というイメージが強く、無理をしてしまう人も少なくありません。
前述したように私自身、トライアスロンや筋トレを続ける中で感じるのは、年齢を重ねるほど“回復力”には個人差が出るということです。
若い頃と同じ感覚で追い込めば、身体は静かに悲鳴を上げます。
それでも「せっかく通っているから」と無理を重ねてしまう…。
だからこそ今は、“鍛える勇気”より“休む勇気”のほうが大切だと強く感じています。
トレーナーの質に差がある現実
パーソナルトレーナーと聞くと、専門知識を持った“身体のプロ”という印象があります。
しかし実際には、経験や知識量に大きな差があるのも現実です。
中には解剖学や栄養学をしっかり学び、一人ひとりの年齢や体力に合わせて指導してくれる人もいます。
一方で、SNS映えする派手な指導や「追い込み重視」だけを売りにしているケースも見かけます。
ゴンタ教授として感じるのは、本当に信頼できるトレーナーほど“無理を止める”判断ができるということです。
結果を急がせる人より、「今日はここまでにしましょう」と言える人のほうが、長く安心して任せられる気がします。
資格がなくても名乗れてしまう業界
意外と知られていませんが、日本では「パーソナルトレーナー」は国家資格ではありません。
つまり、極端な話をすると、明日からでも名乗れてしまうのです。
もちろん優秀なトレーナーは多く存在します。
解剖学や栄養学を学び、利用者の身体状況を細かく見ながら指導してくれる人もいます。
しかし一方で、SNS映えや営業力だけで人気になっているケースもあり、経験不足のまま指導している問題も指摘されています。
特に危険なのは、「全員に同じメニューをやらせるタイプ」です。
・運動経験
・年齢
・柔軟性
・既往歴
・体重
本来はすべて違うはずなのに、テンプレ化されたメニューを無理に行えば、当然リスクは高まります。
私がトライアスロンを続けていて痛感するのは、「自分の身体の声を聞ける指導者」が本当に大事だということです。
追い込むだけなら誰でもできます。
しかし、“止める勇気”を持つトレーナーこそ信頼できると感じます。
特に多い怪我の部位とは?
パーソナルトレーニングで多い怪我として挙げられるのが、腰・肩・膝です。
例えばスクワット。
フォームが崩れた状態で重いバーベルを担げば、腰椎に強烈な負荷がかかります。
また、ベンチプレス系では肩関節への負担も大きく、無理を続けると腱板損傷につながるケースもあります。
さらに中高年になると、筋力以前に「可動域」が狭くなっています。
若い頃と同じ感覚で動こうとしても、身体がついてこないのです。
私はランニング中にもよく感じますが、年齢を重ねると「筋肉痛」より先に「関節痛」が来ます。
だからこそ、ウォーミングアップや柔軟性改善が重要なのですが、そこを飛ばして本トレーニングに入るジムもあります。
汗をかくこと自体は気持ちいい。
達成感もある。
ですが、その快感に酔って無理を続けると、あとで大きなしっぺ返しが来ることがあります。
パーソナルトレーニングで怪我したら保険はどうなる?
「もしトレーニング中に怪我をしたら、保険は使えるのだろうか」。
実はここを十分に確認しないまま入会している人は少なくありません。
パーソナルジム側が賠償責任保険へ加入している場合もありますが、すべての怪我が補償されるわけではなく、指導ミスや設備不備など“過失”の有無が重要になります。
また、自分自身で傷害保険へ加入しているかどうかでも安心感は大きく変わります。
最近では、利用者の安心感を高めるために、施設側で保険加入を明示しているパーソナルジムも増えています。
入会時に補償内容を説明したり、万が一の事故対応について事前案内を行うケースもあり、「安全面」を強みとして打ち出すジムも少なくありません。
ゴンタ教授としても、料金や設備だけでなく、“もしもの時にどう対応してくれるか”を確認することは、40代以降のジム選びで非常に大切だと感じています。
ゴンタ教授として感じるのは、40代以降こそ「鍛える準備」と同じくらい「怪我した時の備え」が必要だということです。
健康になるための運動だからこそ、万が一への確認も忘れてはいけないと感じます。
実際に、スポーツ活動中の怪我や事故へ備える保険制度も存在しています。
公益財団法人スポーツ安全協会では、スポーツ活動向けの補償制度について詳しく案内されているため、「どこまで補償されるのか不安」という方は一度確認してみるのも良いかもしれません。https://www.sportsanzen.org/hoken/index.html?utm_source=chatgpt.com
意外と知らない「補償の範囲」
ここはかなり重要です。
「ジムだから保険があるだろう」と思っている人は多いですが、実際にはケースによって対応が違います。
多くのジムでは損害保険や賠償責任保険に加入しています。
しかし、すべての怪我が必ず補償されるわけではありません。https://www.sportsanzen.org/hoken/index.html?utm_source=chatgpt.com
契約内容や、“ジム側に過失があったか”によって大きく変わります。
例えば、
・明らかな指導ミス
・危険なフォーム放置
・無理な重量設定
などが認められれば補償対象になる可能性があります。
逆に、「本人が無理をした」と判断されると難しい場合もあります。
また、スポーツ保険や傷害保険へ個人加入しているかどうかでも安心感は変わります。
公益財団法人スポーツ安全協会でも、スポーツ活動向け保険制度の補償拡充が進められています。
個人的には、40代以降で本格的なトレーニングを始めるなら、「身体づくり」と同時に「保険確認」も必要だと感じます。
これは決して大げさではありません。
「追い込まれる快感」が危険なこともある
頑張り屋ほど怪我しやすいし、真面目な人ほど危ない。
これはスポーツの世界ではよく言われます。
「せっかく高いお金を払っているから」
「ここで弱音を吐きたくない」
「頑張れば変われるはず」
そんな気持ちが、無理を見逃してしまうのです。
特に日本人は、“我慢すること”を美徳にしがちな空気があります。
でも、身体は精神論では守れません。
私は60代に入り、以前より“引き算”の大切さを感じています。
若い頃は「もっとやれ」が正義でした。
しかし今は、「今日はやめておこう」が未来の継続につながることもある。
運動は継続してこそ意味があります。
怪我で半年止まるくらいなら、今日は7割で終える。
その感覚が、長く健康を守る鍵になる気がしています。
良いパーソナルトレーナーの見分け方
「説明できる人」を選ぶことです。
では、どうやって安全なジムやトレーナーを選べばいいのでしょうか。
私が重要だと思うのは、「理由を説明できるか」です。
・なぜこの種目をやるのか
・なぜこの重量なのか
・なぜ今日は軽めなのか
これを説明できるトレーナーは信頼度が高いです。
逆に、
「とにかく追い込みましょう」
「限界までやれば変わる」
だけのタイプは少し注意したほうがいいかもしれません。
また、初回カウンセリングで既往歴を細かく聞くかも重要です。
・腰痛歴
・膝痛
・高血圧
・過去のスポーツ歴
ここを丁寧に確認しないジムは、個人的には不安があります。
身体は人それぞれ違う。だから本来、正解も一つではありません。
まとめ|パーソナルトレーニングは「安全意識」が最重要
パーソナルトレーニングそのものが危険なのではありません。
問題は、「成果を急ぎすぎる空気」と、「無理を見抜けない環境」にあります。
本来、運動は人生を豊かにするものです。
年齢を重ねても走れること、泳げること、汗をかけること。
その喜びは本当に大きい。
だからこそ私は、「怪我してまで痩せる必要はない」と強く感じます。
特に40代以降は、“頑張ること”より“続けること”のほうが価値があります。
もしこれからパーソナルトレーニングを始めるなら、
・トレーナーの質
・フォーム指導
・無理のない負荷
・保険内容
ここをしっかり確認してください。
身体は、一度壊すと簡単には戻りません。
でも逆に言えば、正しい知識と安全意識があれば、運動は人生を何歳からでも前向きに変えてくれます。
私はそう信じています。
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