『晩酌の流儀4』秋冬編・第1話 栗山千明が“新ライバル”に挑む。 今夜は秋刀魚の味噌焼きで一杯。

『晩酌の流儀4』秋冬編・第1話|栗山千明が“新ライバル”に挑む。 今夜は秋刀魚の味噌焼きで一杯。

まず帰ってきた金曜深夜0:42、秋冬編の初回から“流儀”全開でした。

というのも、ホップハウジングに現れた古山和香(渡邉美穂)の要望は次々に変化。

けれども美幸(栗山千明)は慌てず、「納得のいくまでお付き合いさせていただきます」の一言で空気を整えます。

そして、仕事の余韻をのせたまま台所へ。

皿は“秋刀魚づくし”——かぶの甘酢漬けで口を起こし、刺身は九州醤油とゴマポン酢で振れ幅を作り、焼き秋刀魚はネギ味噌添えと“焼浸し・梅風味”の二手で攻める。

しかも一杯目の金麦は、三口で一本駆け抜け

はい、今夜もこのドラマは“仕事→台所→乾杯”の導線が気持ちよすぎる。 (テレ東・BSテレ東)

 

『晩酌の流儀4』秋冬編・第1話 栗山千明が“新ライバル”に挑む。

さて物語面。

近隣に「トップハウジングス」が開店し、空気は一気に競争モード。

それでも美幸は、和香の“今この瞬間の優先”を言語化することから着手。

つまり、条件の羅列より“なぜその条件なのか”を一緒にほどく姿勢を崩しません。

結果、提案の軸がぶれないから、急展開が来ても受け止められる。

ここが“晩酌の流儀”と地続きで好きなんです。

 

「納得のいくまで…」神対応からの急展開

まず刺さったのはここ。

要求が増減し、条件がくるくる変わる相談者に対し、美幸は声量を上げない。

むしろ“間”を整え、納得という言葉を置く。

私もわかっちゃいるけどなかなかできないことなんです。

これ、接客の魔法だと思うんです。

主導権を奪わず、でも導線はつくる。

結果、話が前に転がり、次の一手を切れる。

私はこの静かな強度が、栗山千明の演技の真骨頂だと再確認。

表情の微差と呼吸で、店の空気まで変えてしまう感じ。

 

「花火の部屋」の夏を越えて、秋の街は“雪谷”へ

そして舞台はおなじみの雪谷

商店の灯りと路地の奥行き、暮らしの匂いを抱えたローカル感が、秋の湿度に合う。

夏編の“花火が見える部屋”の余韻を、今回は“条件の翻訳力”で引き継いだ印象です。

私は、場所の名前が出るたびに、街の時間が積み重なっていることを思い出します。

ドラマの側も、シリーズページや放送告知で“2クール継続”を明言し、季節の橋渡しを提示していましたから。

 

SNSの温度→「美幸さんお帰り」「金麦の画作りが神」

一方タイムラインは“おかえり”祭り。

「金曜深夜のテレ東にハズレなし」「金麦で始まる画が最高」「対応力が神」など、初回の恒例ワードがきれいに並ぶ。

とりわけ、「条件が追加されても当てはまる物件をすぐ案内できる対応力」に共感が集中。

私も大きくうなずきました。

焼き秋刀魚もさることながら、前半の物語にも共感が集まっていたようですね。

 

『晩酌の流儀4』秋冬編・第1話  今夜は秋刀魚で一杯 。

そして台所。

スターティングはかぶの甘酢漬け

うま味成分で口を起こし、甘みで“飲む準備”をつくる小技がまず好み。

続いて秋刀魚の刺身九州醤油ゴマポン酢の二刀流で、旨みの輪郭を変えて遊ぶ。

ここで味の味覚が起きたところに、焼き秋刀魚のネギ味噌添えで香りの山、さらに焼浸し・梅風味でノスタルジーの谷を作る構成。

“味噌・刺身・焼浸し”の三段活用でした。

「脚本家の政池洋佑さんたちも考えているなぁ」と思いました。

美幸の「ごはんがすすむおかずは、酒のおつまみにも最適だ」に私は完全同意。

うん、今夜の皿は“ごはん兼お酒”のハイブリッドでした。

 

かぶ甘酢→刺身二刀流→口の“ゼロ地点”をつくる

まずあっさり漬けの病みつき感

私は、最初の一杯の“ゴクゴク音”を最高にするのは、実は最初のうま味成分だと思ってます。

そこへ刺身で九州醤油で脂の甘さを深掘りし、ゴマポン酢で香りの扉を開ける。

まったく違う二口で、ビールも秋刀魚も先に進む。

こうやってゼロ地点ができるから、後半の“味噌”や“焼浸し”が生きるんですよね。

 

ネギ味噌添え→脂×味噌の王道、でも“塗り”は薄く

つぎに焼き秋刀魚のネギ味噌添え

みじん切りのネギに、味噌・みりん・砂糖・おろしにんにくを少しずつ。

ちなみに、私は“のせ味噌”より“絡め味噌”派です。

というのも、塗りすぎは香りが勝ちすぎるから。

焼き目の香ばしさを主役にして、味噌は薄く何度か

ビールのキレを残しつつ、脂を支える“背骨”の仕事をしてくれます。

ここで金麦をもう一口。はい、止まらない。

 

焼浸し・梅風味→“5杯の白メシ”は今や“二杯の金麦”

そして極めつけが焼浸し(砂糖・醤油・みりん・酢)+梅

子ども時代にこれで白メシ5杯の記憶、めちゃ分かる。

私は大人になって、白メシ5杯が“金麦二杯”に置き換わっただけだと気づきました。

甘酢の余韻で脂が軽くなり、口がまた飲める状態に戻る。

つまり、リセット×加速の黄金比。

美幸の「ごはん→酒、おかず→つまみ」理論に、深くうなずきました。

 

簡単レシピ(表形式で)

※番組公式レシピではなく再現の骨子です。

分量は各家庭の“金麦の飲み方”に合わせて調整を。

メニュー 材料(目安) 手順(かんたん)
かぶの甘酢漬け かぶ/塩/酢・砂糖(同割) ①かぶ薄切り→塩もみ ②酢と砂糖を溶かす ③軽く絞って漬ける
秋刀魚の刺身(二刀流) 秋刀魚刺身/九州醤油/ゴマポン酢 ①冷やした皿に盛る ②タレは別皿で“順番違い”を楽しむ
焼き秋刀魚のネギ味噌和え 秋刀魚/味噌・みりん・砂糖・おろしにんにく/万能ねぎ ①秋刀魚を焼く ②ネギ味噌は薄塗りを数回 ③香りが立ったら完成
焼浸し・梅風味 秋刀魚/砂糖・醤油・みりん・酢/梅肉少々 ①焼いた秋刀魚を熱いうちに浸す ②梅でキレを加える

 

合わせるお酒で今夜もハッピー!(金麦→金麦)

まずは金麦1杯目

一口で半分、ゴクゴク音+目が点の表情で“始まりの儀式”が完了。

そして、三口で一本目を飲み干してからの——2杯目も金麦に続投。

私はこの選択、大賛成です。

というのも、味噌・梅・甘酢・ゴマのリズムが速い夜は、キレのよいビール連投が最強。

秋刀魚の脂を押し流しつつ、香りの余韻だけを残してくれる。

 

まとめ

結局のところ、秋冬編の初手は“接客の骨”と“台所の骨”の再確認。

まず、古山和香の変わる条件に対し、美幸は急がず“納得”を置いた。

これがその後の急展開を受け止める土台になり、結果として仕事が前に進む。

私はここに、シリーズがずっと描いてきた「困りごとの翻訳力」を見ます。

いっぽう台所は“秋刀魚づくし”。かぶ甘酢→刺身二刀流→ネギ味噌→焼浸し・梅の流れで、起→展→転→結がくっきり。

とりわけ「ごはんがすすむおかずは、酒のおつまみにも最適だ」に深く共感。

子どもの頃の“白メシ5杯”が、大人の“金麦二杯”へとシフトする、あの感覚。

私は“雪谷”の街の灯りと一緒に、その移ろいを噛みしめました。

そして、ここから秋冬編が続きます。

新ライバルの存在が、ホップの翻訳力をどう鍛え、台所の皿がどう深化するのか。

次回も、仕事→台所→乾杯の良循環で、あなたの一週間をやさしく締めくくってくれるはずです。

 

参考リンク

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